今回はシステム本部の渡辺雅人が担当します。
今年も残すところあとわずかになりました。
朝晩の冷え込みも厳しくなり季節は冬に差し掛かってきた感じがします。
来年は寅年ですが、再来年にはいよいよ還暦を迎えるという年齢になりました。
今では人生100年時代と言われ、還暦と言えどもまだまだ働かなくてはならない年齢ですので、
このくたびれて来た身体を如何に持たせることが出来るか試行錯誤している今日この頃です。
「還暦」という言葉はよく使われますが、この意味を知らずに使っている人は多いと思います。
実は私もその一人でしたので調べてみました。
干支は古代中国から伝わった十干と十二支の組み合わせで使われます。
十干は、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説」と、
すべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素からなるとする「五行説」を
組み合わせた陰陽五行説から来ている「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」。
十二支は、時間や月の順を表す呼び名に12種の動物を当てはめた
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」で表されます。
この二つの組み合わせが、1番目の「甲子」から始まって最後の「癸亥」で60通りあり、
つまり60年で一巡するというのが還暦の所以だそうです。
来年は寅年と言いましたが、干支は「壬寅」になります。
「壬寅」は辛く厳しい冬はいずれ終わり、暖かい春が来る。
冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれるというイメージのようです。
現在はコロナ感染者もかなり減少して終息に向かっているかに見えますが、
来年こそは第6波がやって来るのではなく、「壬寅」の意味合いに相応しいような、
長いトンネルをようやく抜けて、活気にあふれた明るい一年になることを切に願っております。