今回の担当は、システム部の秋場です。
少し前の話になりますが、今年の六月に、社員研修としてモンゴルに行ったことを書こうと思います。
なぜモンゴルで、なぜ社員研修なのか、疑問に思われる方が多いと思います。
私も家族と友人に話した際に「なんで?」「何があったの?」と心配され、ラクダと砂漠しか思い浮かばないと言われ、何の研修なのかと聞かれました。
MSI は本社にも、グループ会社にもモンゴルの人がたくさん勤めています。
その御縁で、モンゴルのウランバートル市にも事務所があるのです。
最初は何年前になるのか、社長がモンゴルに出張すると聞いた後、成田空港でモンゴルに行く社長とばったり会い、お互いに驚いたこともありました。
(あの広い成田空港で、家族と歩いていたら、社長が正面から歩いてくる!というサプライズです。家族と一緒に挨拶しながらびっくりでした。)
しかしこの時点では、モンゴルに特に興味はありませんでした。
その後、モンゴル人の社員が増え、少しずつ情報が入るにつれ興味を持ち、フロアが違う社員とも、モンゴルで馬に乗って世界遺産を見てみたいね等と話すようになりました。
そして、全社員で少し前の日曜夜に放映されていた「VIVANT」を二日に渡り朝から晩まで見るという、腰痛持ちにとっては苦行のような研修を経て、とうとうモンゴルに社員旅行に行くぞ!となりました。
(コロナで延期になり、やっと今年開催されました。)
当初は、いつもの社員旅行のように観光なのかと思って参加希望を出していました。
ところが今回は、ただの観光だけの社員旅行ではなく、希望者を募って、研修として、モンゴル事務所を見学したり、山形とゆかりのある新モンゴル学園(卒業生がハーバード大学に入るような有名な学校)を見学するといった内容が盛り込まれていました。
山形県人がたくさん寄付をして設立された学校だそうです。
一緒に行った社員のお父さんも、寄付した人の一人として、壁に飾られたレリーフに名前が刻まれていました。
(その有名な学校が MSI に勤務しているモンゴルからの社員が卒業した高校でもあると聞いて、きちんとした敬語を流暢に話せる何ヵ国語も話せる頭脳はここから来たのか、と凄いなと思うとともに、納得しました。)
以下は日程で、初日と最終日は、1日1便しか飛ばないため移動日でした。
行きと帰りで、偏西風の影響で1時間位飛行時間が異なりました。
(1日目:移動日)6/14(金)
朝六時半会社集合、バスで成田空港へ。
途中茨城の PA でソフトクリームを食べたり、ワイワイと移動。
14:40 MIAT の飛行機でチンギスハーン国際空港へ。
20:30 頃、到着。約六時間かかりました。
地図上、左へ横移動なのに六時間は長いと感じました。
昔の社員旅行のグアムは、三時間半位だったので、倍近くです。
夜八時を過ぎているのに明るくて、異国に来たと感じました。
(2日目)6/15(土)
MSIウランバートル事務所視察(中の部屋はとてもおしゃれでした)
ガンダン寺観光(鳩に穀物をあげて徳を積む?)チベット仏教がモンゴルでは多いそうです。
天井に馬頭琴が飾られているゴージャスなところで昼食(馬乳酒は酸っぱいでした)
チンギスハーン博物館(玄関の外壁がとてもゴージャス、普通に各部族の民族衣装の人が付近にいました。)
スフバートル広場(VIVANT にも出てきた有名な広場、電動キックボードがたくさんありました)
(3日目)6/16(日)
チンギスハーン騎馬像
乗馬・ラクダ体験・モンゴルゲル・伝統音楽鑑賞・楽器体験(伝統音楽鑑賞が凄かったです。)
ゲル滞在
星空
モンゴルは、カラッとした気候で、日陰に入るととても涼しい風が吹き気持ちよく、ジメジメした日本の夏と違いがはっきり感じられました。
ラクダは狂暴そうで、飼い主のいうことでもきかないものだと学びました。
ロープでバシバシされても立ち上がらなかった強情な生き物でした。怖かったです。
腕が毛まみれになりました。もう乗ることはないでしょう。。。
馬は従順で言うことをきいて可愛かったです。また乗りたいです。
ゲルの中で聴いた伝統的な音楽がとても良かったです。
初めてモンゴルの歌と馬頭琴や日本の琴に似た楽器等の演奏を聴きました。
重低音の不思議な声と音楽が心に響きました。
デスボイスの人に、演奏後に話してもらったら話す声と歌う声が全く違い、思わず笑ってしまいました。十年位の経験者で、二年目の人はまだ歌えないそうで、熟練が必要なようでした。
歌詞はわからなかったのですが、何か心に訴えかけるものがあって、涙が浮かぶ感じでした。
そう伝えたら、一緒に行ったモンゴル人社員の人は、実際涙が出たと言っていました。
音楽は人種を超える感じを実感しました。
(4日目)6/17(月)
カシミア購入(ゴビ)
新モンゴル学園視察(小学生位の子供らが日本語で挨拶して元気に走りさっていきます。)
ノミンデパート(お土産購入等)
空港近くで、新モンゴル学園創設者ジャンチブ・ガルバドラッハさんと会食
(5日目:移動日)6/18(火)
朝四時にホテルを出発し、七時に MIAT の飛行機に乗り 12:55 頃、成田空港へ。
モンゴルとの時差は1時間でした。
チンギスハーン国際空港の免税店で、最後にまたモンゴルチョコレートを追加購入等。
成田空港で、ポケモンショップを見に行く元気な人も。
帰りもバスで山形の本社へ移動しました。
四泊五日の旅工程で、国を超えた社員の人達とたくさん話せました。
同じ日本人でも日頃全く話さない人や、仕事の事しかしたことが無かった人と話して、仕事と関係のない温かい人柄を感じたりもしました。
現地では英語が通じない場所も多く、そこではモンゴルの社員の人に助けてもらいました。
英語が話せれば、どこでもだいたい大丈夫だと思っていましたが、モンゴルの色んなところで(スーパーとか)ほぼほぼ英語通じないでした。本当の少しだけ空港とホテルの一部だけ通じました。
日本語と身振り手振りとにっこりで乗り切る感じです。
中国人の社員の人とも朝食を一緒に取り、食べられないものが無いか等、気遣ってもらいほっこりしたりしました。
色々な驚きが詰まった国でしたが、モンゴルに行けて良かったなと感じました。
そこら中ふわふわしたケサランパサランみたいな種子が飛んでいるというのも、今となっては良い思い出です。
とても楽しかったでした。
ありがとうございました。
ブログをご覧の皆様も機会がありましたら、ぜひモンゴルへ☆