コーヒー豆焙煎にチャレンジ

イノベーション事業本部 山川です。

お客様との雑談の中で、「趣味のキャンプ中にコーヒー豆の焙煎にハマっている」という方のお話をお聞きしました。
私もコーヒーを飲むことは好きなので、興味深く話を伺い、自分もコーヒー豆の焙煎にチャレンジしてみることにしました。

 

用意するもの

  • カセットコンロ
  • 手網
  • コーヒーの生豆
  • ザル
  • うちわ

焙煎中に「チャフ」と呼ばれる薄皮の燃えカスが舞い上がるため、室内で行うとキッチンが大惨事になることがあります。
そのため、屋外でカセットコンロを使用することをおすすめします。

手網と生豆はネット通販で購入しました。
私が選んだのは、100g×5袋で2,500円ほどのバラエティパックで、5種類の豆の違いを楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは豆を目視でチェックします。
傷んだ豆や虫食い豆を取り除く作業は地味ですが大切です。
生豆は普段見かける焙煎した豆とは異なり、小さくてしわしわしており、少し青臭い匂いがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生豆は洗わなくてもいいそうですが、洗う派と洗わない派がいるようです。
私は洗わない派の意見を取り入れて、今回はそのまま焙煎に挑戦しました。

 

焙煎の手順

1. 手網に豆を投入
まず、手網に生豆を100gほど投入します。この量がちょうど手網の中で均等に動く量だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 火にかける
カセットコンロに着火し、火の15cmほど上で絶え間なく手網をシャカシャカと振ります。
ここで手を休めると豆が焦げてしまうので、無心で振り続けます。
火加減も中火から強火の間で調整しながら進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 1ハゼ
10分ほどすると、豆がほんのりときつね色になり、「パチパチ」と弾ける音が鳴り始めます。
これを「1ハゼ」と呼びます。
豆が色付き、膨らんで、見慣れたコーヒー豆の姿に近づいてきます。
この段階で、豆の香ばしい香りが漂い始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. 2ハゼ
「1ハゼ」が落ち着いた後も、さらに仏の顔をしながら5分ほど手網を振り続けると、今度は「ピチピチ」と乾いた音が鳴り始めます。
これを「2ハゼ」と呼び、深煎りの合図です。
ここで火から上げるタイミングをはかりながら、好みの煎り加減を見極めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. 冷ます
予熱で焙煎が進まないように、熱々の豆をザルに移し、うちわで冷まします。
冷めた豆は、深い色合いと香ばしい香りで一気にコーヒーらしくなります。

初めての焙煎では、うちわでザルを殴打し、熱々の豆を爆散させてしまいました。
その失敗を踏まえて、今回は超上空からあおいでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飲む

豆が冷めたら、あとはいつものようにミルで挽いてコーヒーを淹れます。
焙煎したてよりも一日ほどおいたほうが味が落ち着くといわれていますが、焙煎したての豆でも十分美味しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無心で手網を振り続ける時間はとてもリラックスできました。
また、焙煎の過程を通じて、コーヒーの香りや味わいがどのように変化するのかを実感できるのも楽しみのひとつです。

これからは、好みの豆を見つけたり、焙煎加減を変えたりして、焙煎の楽しさをもっと追求してみようと思います。