空力改善による燃費向上

システム本部の清水章世です。

昨年の秋頃から興味があり試していることは車の空力改善です。

普段の通勤は軽自動車なのですが、4WDターボで車重が重く、ガソリンタンクも小さいため数日ごとに給油が必要です。

そのため何とか燃費改善をしたいと思い、調べたところ手軽に試せて効果がありそうな対策が空力改善でした。

 

<ボルテックスジェネレーター>

アクアやプリウスのテールランプ付近についている三角の突起物がエアロスタビライジングフィンです。

非常に小さく目立たないものですが、走行安定性と燃費改善に大きな効果があるようです。

 

一般的にはボルテックスジェネレーターと呼ばれているもので、空気の流れを整流する作用があります。

飛行機や電車、風力発電の風車、ゴルフボールの凸凹など様々なところに応用されている汎用的な技術のようです。

車の周りを流れる空気は車体後端を過ぎるとボディ後部で渦を作り出しますが、

大きな渦が発生するとその部分が負圧になるため、車体を後方に引っ張る力、つまり走行抵抗となります。

そこで、大きな渦が発生する前に意図的に突起物で乱流を発生させて空気の剥離を抑え、

小さな渦を発生させることで空気抵抗を低減させるという原理になります。

実際にピラー、リアガラス、ルーフ後端の3箇所を中心に、空気が剥離しそうな場所にボルテックスジェネレーターを設置してみました。

両面テープで貼っているだけなので簡単です。

 

  

 

施工前は平均燃費18km/lでしたが、23km/lまで改善しました。

信号や天候などの条件によって20~26km/lとばらつきがあり、設置位置や間隔、数でも変化が大きいため、

まだまだ改善の余地はありそうです。

 

<パラシュート効果>

車体下部を流れる空気はタイヤハウスやリアバンパーなどの空洞に回り込み、

走行中は常時空気抵抗となっている状態です。

パラシュートをつけて走っているようなイメージです。

これを改善するにはパラシュートに穴をあけるか、または空気の入口を塞ぐ必要があると考えています。

ひとまず暖かくなったらリアバンパーに何箇所か穴をあけてみようと思います。

この他にも、ボディ表面の静電気除去などいくつか対策を試しているところです。

 

引き続きDIYの範囲で試行錯誤を続けていきたいと思います。