将棋とAI

こんにちは。

本日のブログは、イノベーション事業本部のオリギルが担当いたします。

先日、将棋棋士の藤井聡太竜王が名人位を奪取し、羽生善治九段以来史上二人目の七冠王となりました。

 

私は今から10年ほど前、たまたまYouTubeで観た羽生善治氏の動画をきっかけに、今でいう「観る将」(自分では指さないが観戦を楽しむ人)として将棋を楽しんできました。ここ10年ほどの将棋界の動向は、とてもドラマチックなものがあります。

 

電王戦、ソフト不正利用疑惑騒動、そして新星・藤井総太の登場。これらの話題と切っても切り離せないのが「AI」です。

強豪将棋ソフトとプロ棋士の団体戦、電王戦で人類がソフトに負け越したことは、プロ棋士とAIの棋力が逆転したことを象徴する出来事となりました。

そして2016年のソフト不正利用疑惑騒動をめぐり、対局時の電子機器の携帯が規制されるようになりました。

将棋界にとって暗い話題が立ちこめる中、彗星のごとく現れたのが現藤井聡太七冠です。

 

彼は、プロ棋士も参加する詰将棋選手権で小学生の時から連覇するなど、圧倒的な終盤力を有していました。

プロ入り後、デビューから29連勝を達成するなど華々しい活躍でしたが、当時はまだ序中盤で粗削りな部分があると言われていました。

今のスピードで急成長を果たし隙の無い棋力になったのは、AIを活用した研究によるところが大きいと思われます。

AIの研究活用という点では、将棋界は2010年代と早い段階でブレイクスルーを迎えていたと言えます。

 

同様のブレイクスルーが今まさに起こっており、昨今流行しているChat GPTはブレインストーミングのツールとして優秀なものであり、今後AIとの壁打ちにより思考や経験を深め、人間離れした成果を出す人があらゆる業界で誕生するのではないかと個人的に思っています。

 

藤井七冠は将棋界の八大タイトルを総なめするのに、残すところ王座のタイトルのみとなりました。

王座戦は挑戦者決定トーナメントが進行しており、早ければ今年の10月にも、八冠王が誕生する可能性があります。

王座戦までのタイトルを防衛できるか、王座戦の挑戦権を獲得できるか、今後の展開に期待です。